症状が軽いうちに治療することが大切
いったん知覚過敏になると、何度もくり返し起こり、症状が強くなっていきます。知覚過敏では、軽度から重度まで段階を追って次のような治療をします。
<軽度の場合⇒正しい歯みがき法の指導を受ける>
(1)やわらかい毛質の歯ブラシを使って、正しい歯みがき法で口腔内を清潔に保ちます(^^)/
口の中が清潔であれば、唾液に含まれるカルシウムやリンが歯の表面の傷ついた部分にくっついて、歯を修復する「再石灰化」が起こり、
知覚過敏の症状が治まってきます。
(2)歯みがき指導では、軽い力でみがくよう教えられますが、時間がたつと強くみがくクセが出てしまうことがあります(*_*)
歯ブラシにかける適切な圧力は300グラム程度といわれています。力の程度がわからなくなってきたら、キッチン秤などで確認しましょう。
(3)歯みがき剤は使わないか、研磨剤が入っていないものを少量使用。
歯ブラシがふれると痛む場合は、知覚過敏の症状を抑える歯みがき剤を使うといいでしょう。
<中程度の場合⇒歯根の表面をコーティングする>
痛みが強い場合は、露出した歯根の表面をコーティングする処置をしたうえで、正しい歯みがきを続けて再石灰化を待ちます。
ほかに、レーザーを照射して症状を緩和させる方法もあります。
<重度の場合⇒セメントやレジンで患部を保護して刺激をさえぎる>
露出した歯根の傷つき方が大きい場合は、歯と同じ色をしたセメントやレジンという修復材で傷を埋めて、歯の神経が刺激を受けないようにします。
また、原因が歯ぎしりである場合には、歯科医院で歯の型をとって、マウスピースをつくってもらいます。
就寝中にこれをつけることによって、歯の損傷を予防することができます。
意外に歯ぎしりが原因の患者さんが多いですからね(・・;)
ぜひご相談ください!!(@^^)/~~~
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