キシリトールと言う言葉が日本に浸透してずいぶん経ちますが、そもそもどんなものかご存知ですか?
キシリトールそのものは「糖アルコール」と呼ばれる物質の中のひとつです。
糖アルコールにはいくつか種類があるのですが、一般的にはブドウ糖や麦芽糖に水素を加えて還元したものとされています。
キシリトールは糖アルコールの中では最も甘く、また溶ける際に砂糖の8倍もの吸熱反応を起こすため、含むと口の中にさわやかな清涼感を感じます。
では何故、キシリトールは虫歯の原因にならないのでしょう?
キシリトールは、口腔内で溶けた際に虫歯の原因となる酸を作り出しません。<(`^´)>
もっと言えば、糖アルコールであればキシリトールでなくても同様の効果が期待できると言うことです。
虫歯は磨き残しによる歯垢が歯の表面にくっつき、そこから酸を生み出して歯を溶かすことで起こります。
逆に、歯の表面が汚れていても歯を溶かされなければ虫歯は発生しないことになります。
とは言え、キシリトールを積極的に摂取していれば虫歯にならないかと言うとそうではありません。
やはり食後の歯磨きは大切ですし、キシリトールを含む食品であっても他に酸を作り出すショ糖が含まれていれば効果は望めないのです。
ですがキシリトールガムを噛むということは唾液の分泌を促進しますから、
そういう意味では歯の際石灰化を促すため虫歯になりにくいと言えます!(^^)!
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