歯周病の見分け方
■歯肉からの出血
歯周病(歯槽膿漏)のもっとも重要な症状は、歯肉からの出血です(・・;)
歯ブラシをかけたり、リンゴをかじったときなどに、もし出血をしていたら歯周病にかかってると考えていいでしょう。歯周病が進行するに従って、炎症部分が出血しないように、なでるようにみがくため、ますます歯周病を悪化させることが多いようです。
正しくブラッシングしても出血があるようなら、歯周病を疑うべきでしょう。
■口臭がある
一般に口臭は虫歯に食べ物のカスがたまって腐敗したり、歯と歯の間に食べカスがたまってでますが、歯周病の場合の口臭は、これらとは違った一種独特の臭いです。
それは、歯と歯肉の境目に付着した細菌が、歯の根の面に沿って根の先の方に侵入していくと、その部位は空気がとどかないため、歯周病の菌が繁殖します。そして、この菌が繁殖するときに臭いを発するわけです(*_*)
■歯がグラグラと動きだす
歯周病になると、骨や歯根膜が破壊されて溶けてくるため、自然と「歯がグラグラ」しだします。ところが、ひどくグラグラする場合は別として、普通は気がつかない場合が多いです
◆ グラグラ度を確認しよう (>_<)
気がつかないほどの歯の動きを知るには、人差し指と親指で歯をはさみ、左右に少しゆさぶってみましょう。指先に動きが感じられたら危険信号です。とくに、人差し指は非常に敏感に反応を示します。
そして、強くゆするより、弱い力でゆっくりとゆすった方が、わかりやすいです。指で動かしてみて、大きく動いたり、舌の先などで動きがわかるくらいでしたら、重症です。助かる見込みはないでしょう。
■その他の徴候
歯と歯肉の間から常時、血やウミがにじみ出ているため、朝起きたら口の中がねばっこく感じられます。また疲労がたまったり、寝不足などで体調をくずすと、歯肉がむずかゆくなったり、腫れたり、痛みが出たりします。
歯科医院で、切開してウミを出してもらえば痛みはとれますが、根本的な治療をしなければ、体調をくずした時にまた腫れます。治療をせずに、これを何度も繰り返していますと手遅れとなり、大切な歯を失うことになってしまいます。